その愛らしい容姿からペットとして大人気のハリネズミですが、フケが出やすいという特徴があります。
ハリネズミがフケが出てしまったときの対策は、お風呂や薬で大丈夫なのでしょうか?
今回の記事では、ハリネズミのフケが多い原因やフケが出てしまったときの対策、その他かかりやすい病気などについてまとめていきたいと思います。
ハリネズミのフケが多い原因は?
ハリネズミを飼育するためには、ある程度、湿度を高く保たなければなりません。
部屋が乾燥していると、ハリネズミはすぐに乾燥肌になってしまい、フケが出るようになります。
また、掃除をこまめにしていなかったら、ダニがわいてしまったり、真菌性皮膚炎などの皮膚病になったりしてしまいます。
そうして、皮膚の病気にかかってしまったハリネズミは、フケが出やすくなるのです。
健康なハリネズミの肌の色は薄いピンク色ですが、皮膚の病気になると、赤くただれたりしまいますから、かわいそうですよね。
フケがたくさん出るようになったら、まず皮膚を清潔にしなければなりません。
シャワーを使ったり、ぬるま湯につけたりして、優しく粗い流し、体のフケを落としてあげてください。
しかし、お風呂をハリネズミが嫌がるようでしたら、むりやり続行はしないでください。
ハリネズミはストレスに弱いので、繊細に扱いましょう。
フケ対策で効果的なものはお風呂?薬?
ハリネズミにダニがついているようでしたら、お風呂に入れて洗い流してあげましょう。
しかし、ハリネズミは体温調節が難しい動物であるため、頻繁にお風呂に入れることには適していません。
お風呂に入ることがストレスになったり、お風呂が理由で、風邪を引いてしまったりするのです。
ですから、ハリネズミにフケがあったり、脱毛している部分があったりしたら、自己判断せずに病院に連れていくことをおすすめします。
病院では、注射や飲み薬などを使って治療していきますが、薬を溶かしたお湯に、ハリネズミを入浴させるという方法もあります。
一度、ダニが湧いてしまうと、なかなか完治に時間はかかるのですが、気長に病院に通い、ダニの数を減らせるようにしましょう。
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ハリネズミがなりやすい病気とは
ハリネズミがなりやすい病気を挙げていきます。
①腫瘍
ハリネズミは、3歳以上と高齢になると、腫瘍ができることがよくあります。
しかも腫瘍は、8割がた悪性のものであり、いわゆるガンとなります。
抗がん剤治療が必要となります。
②便秘
水分不足や運動不足だと、便秘になることがあります。
便秘とはいえ、放置してしまうと、命に関わることもあります。
食事に気をつけたり、運動やマッサージなどを取り入れるなどして、早めに解消するよう務めましょう。
③糖尿病
尿の量が増えたり、痩せてきたりしたら、糖尿病を疑いしましょう。
糖尿病の原因は、人間と同じで、糖分のとりすぎです。
糖分の多い餌は避け、食べるものについてケアをしてあげましょう。
④寄生虫
上の章で紹介したように、フケが増えてきたり、ハリが抜けるようになったりしたら、真っ先にダニなどの寄生虫がいることを疑いましょう。
かゆそうにしていたり、元気がないようでしたら、すぐに病院につれていってあげてください。
寄生虫は家庭での駆除は難しく、薬を使った治療が有効となります。
⑤眼球突出
ハリネズミは眼球が突出しやすい動物です。
目が閉じられなくなっていたり、目が乾燥しているように感じたら、病院で見てもらいましょう。
抗生剤や軟膏を使用しながら治していきます。
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おわりに
今回の記事では、ハリネズミのフケの原因と対策、なりやすい病気について、まとめました。
ハリネズミはとってもかわいくて飼いたい方も多いと思いますが、繊細な動物なので、お世話はそれなりに大変です。
病気にならないよう努めることはもちろん、病気になったときにはすぐに病院に連れて行ってあげてくださいね。
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