ハリネズミふらつき症候群の初期症状と前兆は?治療法など治る可能性や確率も

動物

ハリネズミがかかりやすいやっかいな病気といえば、ふらつき症候群です。

ハリネズミを飼っている人ならば、自分のハリネズミがふらつき症候群にかかってしまわないか、不安になると思います。

ふらつき症候群の初期症状や前兆はどんなものなのか、治療法や治る可能性があるのかというところも気になりますね。

今回の記事では、気になるハリネズミのふらつき症候群に関する情報を紹介いたします。

ハリネズミふらつき症候群の初期症状と前兆とは

ハリネズミがかかりやすい難病・ふらつき症候群ですが、初期症状や前兆としてはどんなものがあるのでしょうか。

ふらつき症候群にかかったハリネズミは、「よく転ぶなぁ」という状態になります。

人間も動物も加齢とともに足腰は弱くなりますから、飼い主としてはなかなか見落としやすいサインですね。

それからしばらくすると、あまり食べなくなったと感じるようになります。

ふらつき症候群は症状が進むと、自分で食べられなくなる病気なのです。

ですから、食欲とは大いに関連がありますね。

徐々に転倒することが増えていき、やがてゲージに設置している滑車をまわす回数が減っていき、やがて滑車には乗らなくなります。

さらに症状が進むと、数歩の移動で転ぶようになり、また立ち上がって歩くのですが、転んでしまう…という状態になります。

亡くなる1ヶ月くらい前になると、目からの出血があったり、食べられるものがかなり減ったりしてしまいます。

ふらつき症候群にかかってしまうと、丁寧にケアをしても1年から2年ほどで亡くなってしまうことが多いようです。

関連記事:ハリネズミのフケが多い原因は?対策はお風呂や薬で大丈夫?

ふらつき症候群の治療法と治る可能性や確率について

ふらつき症候群は、発症に至る原因が特定されておらず、残念ながら治療方法もまだ確立されていません。

病気を発症してしまったハリネズミに飼い主がしてあげられることは、一日でも長く安らかに生きられるよう、環境を整えてあげることしかできないのです。

ふらつき症候群を発症したハリネズミは、歩けなくなり、最終的には寝たきりになってしまいます。

ハリネズミが少しでも楽に過ごせるよう、寝床を清潔に整え、部屋の温度調節にも気を配ってあげましょう。

餌が自分で食べられるうちは、食器の周りにタオルなどを置き、体を支えられるようにしてあげると良いですね。

症状が進み、自力で餌が食べられなくなったら、餌をふやかして、給餌しましょう。

眠る時も体勢が楽になるように、タオルなどを体の両側置いてあげてください。

ふらつき症候群は治らない病気ではありますが、ケアをすることで、延命することはできます。

またふらつきの原因が別の病気であることもありえますので、症状があれば必ず病院で診察を受けるようにしましょう。

 

ふらつき症候群の予防法はある?

ふらつき症候群は、残念ながら予防法も確立されていません。

しかし、どんな病気であれ予防するためには、環境を整え、生活の質をあげることが大切です。

運動不足にならないよう部屋を歩かせてあげたり、ストレスを与えない環境を作ったりと工夫してください。

また、ビタミン剤やカルシウム剤が有効とも言われていますので、獣医師に相談するのも良いでしょう。

関連記事:野生のハリネズミの食べ物と生態!生息地は日本を含んだ世界中?

終わりに

今回は、ハリネズミのふらつき症候群の初期症状や前兆と、治療法や予防法についてまとめました。

ハリネズミのふらつき症候群の初期症状は、転びやすくなることであり、治療法や予防法は残念ながら何もわかっていないことがわかりました。

大切なハリネズミがふらつき症候群にかかってしまった方はとても辛い思いをされていると思われますが、ハリネズミの闘病生活が少しでも楽になるよう、サポートしてあげてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました