レッサーパンダの威嚇は怖い怖くない?なぜ立つのか理由と生態についても

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日本人が大好きな動物であるレッサーパンダですが、レッサーパンダが立ち上がっている理由が威嚇であることはご存知でしょうか?

今回の記事では、レッサーパンダが立つ理由とその生態について、まとめていきたいと思います。

レッサーパンダはなぜ威嚇で立つの?その理由は

レッサーパンダは、人間と同じで、つま先からかかとまでを地面につけて歩きます。

指だけをつけてかかとを上げた状態で歩くトラやライオンや、ひづめで歩く馬や牛などとは、種類の違う歩き方ですね。

人間やレッサーパンダの歩き方は、素早い行動は向いていませんが安定性があります。

つまり、人間がそうであるように、レッサーパンダも安定して立つことは得意なのです。

えさが欲しいとき、周りを見るとき、そして、威嚇するときにレッサーパンダは立ちます。

レッサーパンダが、好物の食べ物をもらえると、立ち上がって食べている姿はよく見ますよね。

人間と同じ歩き方だということを考えると、2本足で上手に立つことができる理由にも納得です。

レッサーパンダの威嚇は怖いようで怖くない?

野生のレッサーパンダの天敵は、テンやユキヒョウなどの肉食動物です。

レッサーパンダにもするどい牙や爪はありますが、これらの肉食動物にに立ち向かっていくことは困難です。

しかし、レッサーパンダは身に危険が迫ったときには、後ろ足で立ち上がって相手を威嚇しようとします。

レッサーパンダ的には、体を大きく見せようとしていて、相手にプレッシャーを与えようとするための行動です。

レッサーパンダの立場からすると、自分の大きさや強さをアピールして、威嚇しているのだそうですが…。

人間から見ると、レッサーパンダはやはり小さいですし、かわいらしい…としか思えませんね。

おそらく、天敵の肉食動物から見ても、同じような印象なんじゃないかと想像しています。

もしかしたら、レッサーパンダ同士の喧嘩であれば、立ち上がって威嚇することは有効なのかもしれませんね。

レッサーパンダの生態について

レッサーパンダは、食肉目の動物で、中国やミャンマー、インドに生息しています。

レッサー(lesser)は、「小さい方の」という意味で、ジャイアントパンダと比較しての名付けでしょう。

レッサーパンダの主食はタケやタケノコです。

野生下では、小型の哺乳類や鳥類の卵、果物や昆虫なども食べています。

動物園のレッサーパンダはタケに加えてレッサーパンダ用のペレット、リンゴやオレンジなどが与えられています。

レッサーパンダには 、シセンレッサーパンダ と ニシレッサーパンダの、2種類がいます。

日本の動物園で飼育されているレッサーパンダは、ほとんどが中国からミャンマー北部に生息するシセンレッサーパンダです。

シセンレッサーパンダは、毛の色が赤いことから、英語では「Red Panda」「Fire Cat」などと呼ばれています。

レッサーパンダのしっぽを除いた体長は50~60cmで、尻尾は30~50cmほど、体重は3~7Kgほどです。

レッサーパンダは、前足で物を掴むことができる」という特徴を持ちます。

指を上手に使い、タケやリンゴなどを器用に掴んで食べている姿が目に浮かびますね。

レッサーパンダの寿命は約15年で、野生下では10年ほどと言われています。

 

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まとめ

今回はレッサーパンダの威嚇する様子と生態について紹介しました。

レッサーパンダが立ち上がる理由としては、体の構造的に立ち上がることが簡単であることと、自分の体を大きく見せて威嚇していることがわかりましたね。

レッサーパンダは、日本人が好きな動物であり、なんと世界中で飼育されているシセンレッサーパンダのうち、約7割が日本なのだそうです。

日本の多くの動物園ではレッサーパンダが飼育されていますので、動物園に行ったときはぜひじっくりと観察してみてくださいね。

 

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