カピバラを家で飼うには値段と飼育方法を知ろう！個人で飼ってる人はいる？

のんびりした姿と、とぼけたような表情が癒されると、カピバラはキャラクター化もされて人気ですね。

実物を見るには、動物園などで触れ合うことができますが、ペットとして飼育することは可能なのでしょうか。

今回は、カピバラを個人で飼えるのか？　詳しく解説していきます。

カピバラを家で飼うには何が必要なの？

本来、南米アマゾン川流域に生息するカピバラが、ストレスなく暮らせるために準備するものを紹介していきます。

カピバラは、体長105〜135ｍ、体重35〜70キロにもなり、ある程度の広さの飼育スペースが必要になります。その中にも「日の当たる場所」「日陰の場所」「水場」が必須です。

ちょっとした雨風が防げるような、日差しや雨を避けるための雨宿りできる場。

そして、カピバラが脱走するのを防ぐ、高さ1.8ｍ程度の柵が必要です。

カピバラは２４℃以上の気温を好みます。特に冬場はカピバラが凍傷にならないように寝床には暖房器具と、毛布、干し草を敷いておくと良いでしょう。

カピバラはとても大食漢な動物です。

主に、干し草、草、笹、ヤシの葉、ペレット、キャベツやレタス。

ケール、ほうれん草、山芋、とうもろこし、りんご、メロン、すいか、穀物も好みます。

他に、鉱塩という塩の塊を、ミネラル摂取のために食べるようです。

エサ入れ、水入れはカピバラのサイズに合わせて、大き目のものが良さそうです。

げっ歯類なので硬いもので歯を削り続けなければならないので、木をかじったり、口に含むことができるサイズの石を噛むことも多く見られます。

カピバラは飼育例が少ないこともあり、どこの動物病院でも診てもらえるわけではありません。カピバラを飼う前に、かかりつけの動物病院を見つけておいた方が良さそうです。

飼うのに許可などはいりませんが、いざカピバラを飼いたいと思っても、一般のペットショップでの扱いはなかなかありません。

購入ルート1つ目は海外からの個人輸入です。これは金額が抑えられるメリットがありますが、デメリットとして、カピバラの健康状態や、自分との相性などを見ることができないことが挙げられます。

2つ目は、国内で取り扱いのあるペットショップや動物園からの購入です。

・世界のペット専門店ノアズアーク（有限会社ぷらすと）　約70万円

・ワールド牧場（大阪府）　77万円

・ノースサファリサッポロ（買える動物園）　65万円～

そして「買った後の飼い方」ですが…

カピバラはもともと、群れで生活する動物であり、孤独を嫌うためペア以上の多頭飼いをするか、もしくは飼い主がカピバラの群れの仲間として、常に一緒に過ごす必要があります。

もし一頭で飼うならば、屋内ケージでの飼育も可能ですが、水中で過ごす時間が長い動物です。カピバラは一日に数時間は、水に入らないと皮膚が乾燥してしまうので、プールに潜ったり、泥遊びをしたりするような時間が必要です。

プールは、カピバラは水中で排泄する習性がありますので、定期的に水の交換をすることになります。ですが、大きなたらいなどで、別にトイレを使うようにしつけることもできる動物です。

食事に関しては、かなりの大食漢で1日に3キロものエサを食べますし、飼育下ではエサは1日2回与えます。寝床に敷く干し草は、餌でもありますので定期的に新鮮なものと交換しなければいけません。

このように個人で飼うのはハードルが高めですので、日本国内ではカピバラを個人で飼っている人は少ない様子です。

Twitterでは、ときどき「カピバラを飼っている家がある！犬かと思った」という目撃証言ツイートがありましたが、どこで飼育されているのか詳細はハッキリしていません。

個人でカピバラ飼育のブログを書かれているのは「尾添JONミュージックラボ」さんで「なつきさん」という名前のカピバラさんとの生活が描かれています。

そしてYouTubeの「真夜中のビバリウム」さんのチャンネルでは、2021年11月から飼育されているカピバラさんの様子を映像で見ることができます。

今回は、カピバラを個人で飼うことができるのか、その飼い方について徹底解説してみました。飼えないことはなさそうですが、一般家庭ではなかなか難しいのではないかという印象でした。

やはり今まで通り、動物園などで触れ合うことが、カピバラにとっても良いのかもしれませんね。