蜂は刺されると大変なことになる種類も多いので、よく見かける蜂がどんな種類なのか気になりますよね。
今回は、気になる黒くて大きくて丸くてオレンジ色の蜂の種類について、調べてみました。
特徴が黒い・大きい・オレンジ、そんな蜂の種類とは?
特徴として、「黒い」「大きい」「オレンジ」が挙がる蜂の種類を紹介しましょう。
★スズメバチ
・最大5cmほどと非常に大きく、身体ががっしりとしている。
・身体がオレンジ色で、脚が黒色っぽい。
・胴体が大きくくびれている。
・すばやく直線で飛ぶ
・巣は丸型もしくは、フラスコ型。外側はマーブル模様である。
★アシナガバチ
・最大3cm弱で、スズメバチよりは身体がひとまわり小さい。
・身体が黄色っぽくて、後ろ脚が長い。
・胴体が大きくくびれている
・後ろ脚をたらした状態で、ふらつきながら遅めのスピードで飛ぶ。
・巣の構造物は六角形。むき出しのシャワーヘッドのような形をしている。
★ミツバチ
・1~2cmほどの大きさで、ずんぐりとしている。
・大きな板型の巣で、ひとつの巣に数千から数万ものミツバチが住んでいる。
黒くて大きい蜂、オレンジで丸い蜂の正体とは
しかし、上記の蜂たち以外にも、黒くて大きくて、オレンジ色の蜂はいます。
ずばり、その蜂とはクマバチです!
クマバチの特徴は、身体がずんぐりしていて、丸いことです。
上の章で紹介した蜂たちは、クビレがあり、黒とオレンジ色(黄色)でシマシマの模様をしていますよね。
そういう蜂ではなく、ボディは黒なのだけれど、一部分だけがオレンジ色(黄色)のふわふわした毛で覆われており、クビレがなくずんぐりしているというビジュアルの特徴を持つのがクマバチなのです。
体長は2cmほどなのですが、ずんぐりした体とモコモコした毛並みなどが存在感があり、胴体が太いためぱっと見でとても大きく見えるのです。
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クマバチについて
クマバチは、スズメバチ、アシナガバチと違って、温厚な性格であるため、めったに人を刺すことはありません。
しかし、真っ黒で大きくオレンジ色の毛が生えている見た目や、「ぶーん」と重低音の羽音を鳴らすことから、なかなか圧があります。
ですから、とても怖そうな蜂に見えるのですが、実はクマバチはかなり温厚な性格です。
よって、近づいたというだけで刺してくることはめったにありません。
ただ手を振り回して追い払おうとしたり、掴もうもしたりすると、刺されてしまうこともありますので注意は必要です。
もし、刺されたとしても、スズメバチなどと比べると重症化のリスクは少ないのですが、クマバチの針は太いですし、刺された時の痛みは激しく、一応毒はあります。
一度、蜂に刺されたことがある人は、十分に気をつけてくださいね。
クマバチの主なエサは花の蜜や花粉です。
特に藤の花は、クマバチが花をこじ開けているとのことなので、花粉の媒介者として欠かせない存在です。
そんなクマバチは、春頃が繁殖期であり、オスはメスを待つためにドローンのようにホバリングしていますが、オスのクマバチは針がないので、もし出会っても心配はいりません。
クマバチの寿命は約1年で、春から秋まで活動します。
また、クマバチには、女王蜂と働き蜂がいるような社会はありません。
それぞれが単独で行動しています。
ちなみにクマバチは、一部地域ではクマンバチと呼ばれていることもありますよ。
まとめ
今回は、クマバチについて紹介しました。
クマバチは、大きくて黒くて丸くて、オレンジ色の部分もある迫力のあるビジュアルをしています。
クマバチは見た目に反して、おとなしい性格で怖い蜂ではありませんが、毒はありますし、刺されると痛いです。
必要以上に恐れる必要はありませんが、攻撃はしないようにしてくださいね。
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